GEO Mシリーズを組み合わせて完璧なシステムの構築が可能
GEO MシリーズはGEO M6、M10、M12の3つのシステムで構成されています。各システムはオプションの指向性調整デバイスを取り付けることで、水平方向の指向角を手動にて80°から120°へ変更可能で、それぞれに専用の比例サイズのサブベースキャビネットが用意されています。
3つのシステムはすべて同じ音響特性と柔軟で高効率な電力および処理ソリューションを共有しているため、GEO Mシステムを1つのアプリケーション (メインPAはGEO M12、ディレイはGEO M10など) で簡単に組み合わせることができます。
用途に応じた低域拡張が選択可能
専用のMSUB12、MSUB15、およびMSUB18サブベースキャビネットは、低域をそれぞれ45 Hz、40 Hz、および32 Hzまで拡張します。また内蔵のリギング機構は前後を反転しても連結でき、グラウンドスタックでもフライングでもOmni(無指向性)モードまたはCardioid(単一指向性)モードを選択することが可能です。
1台のアンプで最大16台のGEO Mシステムをドライブ
さまざまなネットワークオプションを備えたNEXOのNXAMPMK 2 TDコントローラは、柔軟でコスト効率に優れた電源および処理ソリューションを提供します。1つの4チャンネルアンプで最大16台のGEO Mシステムをドライブでき、プリセットはすべてのNEXOキャビネットですぐに利用できるため、単一のアプリケーションでGEOMシステムを簡単に組み合わせることができます。
ツアリング仕様と固定設備仕様
GEO M10およびM12はいずれもツアリング仕様と固定設備仕様の2バージョンを用意しています。
ツアリング仕様は、前面に磁石で固定する着脱可能な黒色メッシュのスチールグリルと背面にはNL4コネクターを備えたコネクタープレートが搭載されています。固定設備仕様は、ツアリング仕様と同一な音響設計となっていますが、前面は音響透過性のあるクロスで覆われた固定式のスチールグリッド、背面には4芯ケーブルが直接内部に接続されているためIP54等級に対応しています。(GEO M6はIPカバーを取り付けます。)
今まで見たことのない最も独創的なリギング
GEO Mシリーズのクラスターに作用するすべての構造力は、キャビネットではなく、革新的な「NEXOSkeleton™ Rigging System」によって生み出されます。ドイツTÜV(テュフ)社の認証を取得済で、NEXO NS-1を使用してキャビネットの構成を安全にチェックすることができます。
リギングアングルが簡単、迅速に設定可能
リギングアングルは、一箇所に統合された角度設定の穴位置ガイドを参照してリリースピンにて固定します。そしてケーブルの配線までをキャビネットの背面でおこなえるため、簡単、迅速に設定が可能です。
簡単・迅速なリギングシステム
GEO M10およびM12キャビネット前面側の連結には、TÜV社の認証を受けた「AutoRig™」システムを採用しています。キャビネットは連結部を「Open」の状態で保持できるようになっており、次のキャビネットを連結部の溝に合わせると自動的にロックがかかる仕組みになっているため、フライトケースへの出し入れも容易です。
また、キャビネットの背面にはケーブルタイで固定された連結用のクイックリリースピンとガイドピンを装備し、前面の「AutoRig™」システムと併せて安全かつ効率的に作業を行うことができます。
カスタムカラー
環境に合わせて黒、白、またはすべてのRALカラーで選択が可能です。
企業イベント
GEO M6+MSUB12のシステムは、高出力かつ低視覚効果の組み合わせにより、企業イベントでの使用に最適です。フレキシビリティのある多彩なアクセサリーにより、請負業者やレンタル会社は、設計に影響を与えることなく、優れた音響性能を簡単に実現できます。
ライブイベント
GEO M10のグランドスタックは、小~中規模ライブイベント用のSRソリューションにベストマッチします。標準バンパーを使用して簡単・迅速に設置できる右図のシステム(MSUB15×2台の上にGEO M1012×3台をスタッキング)は、たった1台のNXAMP4x2MK2のみでドライブすることができるにも関わらず、スピーチから音楽まで卓越したパフォーマンスを発揮します。
大規模な劇場やライブ会場
MSUB18とGEOM12の組み合わせは、ハイパワーでありながら視界の邪魔をせず、大規模な劇場やライブ会場に最適です。高効率なMSUB18のおかげでサブキャビネットとメインキャビネットを一緒にフライングできるため、舞台上に十分な空間がなくてもサブキャビネットのカバレッジを完ぺきに提供できます。
ここに示す構成例は重量が400kg未満で、500kgのリギングポイント1点でフライングできます。ラインの一番下には通常、オプションの水平フランジを使用して垂直方向の指向角が広いモデル(20°、GEOM1220)を取り付け、120°の水平カバレッジを確保します。
このラインは全体でNXAMP4x4MK2のチャンネルを3つのみ使用します。残りのチャンネルは、プロセッサーのカスタムセットアップ機能を使ってグラウンドサブ、サイドフィル、またはニアフィルに使用できます。