1990年にホッケーを開催するためにオープンしたミラノを象徴するフォーラムは、15,800人収容のアリーナで、長年にわたりバレーボール、ホッケー、ボクシング、フィギュアスケート、新体操の世界選手権など、最大かつ最も権威ある国際スポーツイベントを開催してきました。また、オリンピア・ミラノの本拠地でもあり、チャンピオンシップとユーロリーグが開催されています。イタリアにおける音楽の殿堂とも呼ばれ、世界の偉大なアーティストのツアーでは必ず使用される場所であります。
ユーザー体験を向上させるために既存のオーディオ・システム改修の必要が生じたとき、アリーナの運営会社は、ヴィゴルツォーネを拠点とするNEXOの販売代理店Ligra DS社に、特に音声明瞭度と観客カバレージの均一性についてパフォーマンスを大幅に向上させる新システムを提案しました。
「アリーナの構造的条件とイベントのセットアップの必要性から、このプロジェクトにラインアレイは適切ではありませんでした。」Ligra社のプロAVセールス&マーケティングマネージャーのMauro Spagnoli氏がコメントします。
「NEXOのエンジニアリング・サポートチームとオーディオ・エンジニアのFrancesco Pino氏と協力し、アリーナの上段と下段をカバーするために、19台のP15を2つのリングに分けたシステムを設計することにしました。」
NEXO NXAMPMK2は、Yamahaのハードウェアとスイッチにより、既存のDanteネットワークにシームレスに統合されました。
アリーナでの設置はLigra DS社の“認定NEXOビジネスパートナー”であるJobbing Soc. Co.社が担当しました。AV部門の最高技術責任者であるLuigi Esposito氏は、こう語っています。
「アリーナはほぼ毎日使用されていたため、さまざまなイベントに合わせて作業する必要がありました。2023年12月初旬に合計1.8kmのケーブルが敷設され、1月初旬にスピーカーが設置されました。スピーカーを20m近い高さまで上げる前に、取り付け金具とアングルをフロアに準備しました。」
フォーラムを代表してCTOのEng. Paolo Malagamba氏がコメントします。
「音響システムを一新する重要なプロジェクトを完了できたことを嬉しく思います。私たちが達成した主な目標は、構造物に完璧に統合され、ますます重要性を増す主催イベントのセットアップに可能な限り影響を与えない音響システムによって、イベント中のスピーチの明瞭度を向上させることでした。オーディオの品質が全般的に向上したことで、観客の皆様には、より華やかで満足のいくイベントを楽しんでいただけると確信しています。」
Ligra DS社の詳細については、こちらをご覧ください。:www.ligra.it