新商品パワードデジタルTDコントローラー『NXAMP4x4MK2』を発表します。
新商品パワードデジタルTDコントローラー『NXAMP4x4MK2』を発表します。

新商品パワードデジタルTDコントローラー『NXAMP4x4MK2』を発表します。

9月 2019 | NEWS | Corporate | Power & Processing | France

NEXOは、次世代のパワー&プロセッシングソリューション「NXAMPMK2シリーズを完成させる新商品パワードデジタルTDコントローラー『NXAMP4x4MK2』を発表します。この超低歪クラスDアンプリファイアーは 32bit/96KHzコンバーター64bit信号処理を組み合わせることで2007の発表以来NEXO音響システムのコアコンポーネントとして高く評価されているNXAMPMK1を大きく上回る新次元のサウンドクオリティを実現しました

NXAMP4x4MK2は、4ch x 3,300W(4Ω時)、4ch x 4,500W(2Ω時)を誇るクラス最大級の強力なパワーアンプです。質量は24.9 kg、スタイリッシュな筐体は3Uで前モデルよりも小さく、出力は12%以上のパワーアップを果たしています。

シルバー&ブラックの洗練されたカバーを構えたシンプルな前面パネルには、1つのロータリーエンコーダーと大きなLCDカラースクリーンを備えています。タッチパネル式のグラフィックディスプレイは、より高速で簡単なナビゲーションを可能にし、すべての重要なパラメータに直接アクセスできます。すべての機能をフロントパネルから設定できるため、初めての方にも使いやすいユーザーインターフェイスとなっています。

背面には低ノイズのカスケードコンバータを採用した4chのハイエンドアナログ入力端子を備え、オプションのカードスロットを使用すれば4chのデジタル入力( AES/EBU、EtherSoundTM、DanteTM または AES67 )を拡張することが可能です。これらのデジタル入力に対応したオプションカードはイーサネットポート経由でNEXO独自のシステムマネジメントソフトウェア「NeMo」とシームレスに統合できる上、全て自動アナログフォールバック機能を備えています。また、オプション無しでも標準装備のカードを介してディジーチェーン接続によるリモートコントロールが可能です。このように、ネットワークマネジメントにオプションスロットを用いることで、特定のプロトコルに依存しない長期的な柔軟性を提供しています。また、カードスロットの他、RS232シリアルポートとGPIOポート、また4つのSpeakon出力をリアパネルに装備しています。

他のMK2モデルと同様、4x4MK2は4基の超低歪クラスDアンプに加え、高性能コンバーターと64bit処理を組み合わせた上にヤマハがNEXOのMK2シリーズ専用に開発し特許を取得した新しいモジュレータチップを採用しており、これらによってMK1を上回る新次元のサウンドクオリティを実現しています。ソニックパフォーマンスは非常にクリーンかつよりダイナミックで、特に高域が細部までクリアになっています。

電源部は100~240Vの電圧範囲に対応し、世界中どこでも使用可能です。また、通常大容量のパワーアンプにPFC(力率改善回路)を適用することは困難ですが、4x4MK2は専用の回路を新たに開発することで効率の最大化とよりスムーズな電流ドローの確保を実現し、NEXOのアンプの中でも最もグリーンなものとなりました。

NXAMPMK2は、MK1とDTDが混在するラックとも混在できるようレイテンシーが共通化されています。また、5年保証サービス(申込制)にも対応しています。なお、NEXOはNXAMPMK1をレガシー製品として引き続きサポートいたします。

NEXOのR&Dディレクターである Joseph Carcopinoは次のように述べています。

「2007年に発表されたNXAMPシリーズは、NEXOと親会社であるヤマハの初のコラボレーションでした。ヤマハは50年もの長きに渡ってアンプの開発を手がけてきましたが、NXAMPのような高出力プロフェッショナルモデルの開発は彼らにとっても新たな経験になったと思います。そして今、この12年を経て私たちのチームは当時よりもはるかに多くの専門知識を獲得しており、それらはNXAMPMK2の出力性能、設計、ユーザーインターフェース、アルゴリズムなどでご体感いただけると確信しています。」

「NXAMP4x4MK2は、ヤマハ独自の技術でスパイク消費を改善、電源管理を最適化することで効率を最大化した環境にもやさしいMK1よりコンパクトなアンプです。MK2シリーズの設計要旨はより優れたインターフェイスと改良された音響特性を提供することで、この新しいリファレンスアンプにとって最も重要なものであり、それらは全て実現できたと考えています。」