ハリウッドのMusicians Instituteは、学生やツアーミュージシャンを主な対象とした新たなライブハウスシアターを開設しました。音響システムにはNEXOとヤマハによるネットワーク対応の音響システムを採用し、施設全体の音響環境を支えています。
システムの設計・施工は、カリフォルニア州アナハイムヒルズを拠点とするTrinity Sound Company(TSC)社が担当しました。ヤマハ・プロフェッショナルオーディオ部門と連携し、中核システムにはNEXOのミドルサイズラインアレイGEO M10を採用しています。
TSC社のDevin DeVore氏は次のように語ります。「このプロジェクトにはヤマハからお声がけいただきました。現地を初めて訪れたときはまだ更地で壁もない状態でしたが、建物の用途や運用方法、Musicians Instituteがどのように活用するかを理解したうえで設計を進めました。ミキサーや入出力機器、アンプ、スピーカーを含むシステム全体を、NEXO NS-1 3Dソフトウェアでシミュレーションしています。」
メインスピーカーには、片側6台ずつのGEO M10ラインアレイとLS18-Eサブウーファーを組み合わせたシステムを採用。フロントフィルにはID24、ステージモニターには45N-12ウェッジモニターとLS600サブウーファーが導入されました。システム全体はNXAMP4x2MK2 パワードTDコントローラーで駆動されています。ミキシングコンソールにはFOHにヤマハCL5、モニター卓にヤマハQL5を採用し、64チャンネル分のヤマハ「Rio3224-D2」I/Oラックと、同じく64チャンネル分のサンプルレート変換を行うヤマハ「RSio64-D」を組み合わせています。。音声信号はすべてヤマハSWP1スイッチを用いたDanteネットワークで伝送し、アンプやコンソールはiPadからワイヤレスでの操作が可能です。
DeVore氏は、設計時のポイントについて次のように語ります。「企業イベントからロックライブまで、幅広い用途に対応できるシステムが求められました。また、オペレーターもMusicians Instituteの学生から経験豊富なツアーエンジニアまでさまざまです。そのため、操作性と高い柔軟性を兼ね備え、システム全体を一体として運用できる構成が必要でした。」
さらに、ヤマハとNEXOのシステムについて次のように評価しています。「ヤマハとNEXOの機材は、シンプルなオペレーションにも素早く対応できる一方で、高度なルーティングやコンソールI/O、詳細なシステムコントロール、プラグインやDan Dugan Designのオートミキシング機能まで、複雑な運用にも柔軟に対応できます。」
一方で、会場の構造を考慮した音響調整も重要でした。「側壁が大きい会場だったため、システムがどのように機能するかは気になっていました。フロントフィルの指向性や音のフォーカスは細かく調整しています。当初想定していた設置位置から約6フィートずれていたため、この調整はある程度想定していました。また、LS18サブウーファー6台によるサブアレイも設計し、システムチューニングではNXAMPのおかげで低域の指向制御を柔軟に行うことができました。」
最後にDeVore氏はシステム全体を次のように総括しています。「このシステムは、明瞭でバランスの取れたサウンドが特長です。定位感にも優れており、音像のフォーカスや奥行き感は、まるで高品質なスタジオモニターでミックスしているようです。」
Trinity Sound Company社の詳細はこちらをご覧ください:
公式サイト
ヤマハ プロオーディオの詳細はこちらをご覧ください:
公式サイト






















































