韓国のシンガーソングライター、ユンナがデビュー20周年を迎え、2月3日と4日にソウルのKSPOドーム(収容人数15,000人、かつての1988年夏季オリンピックの体操競技場)でコンサートを開催しました。
“Twenty”と題されたこのコンサートは、イマーシブサウンドをフィーチャーした初の大規模ポピュラー音楽イベントのひとつであり、Yamaha 音像制御システム「AFC Image」は、ステージ前面に吊り下げられたSTM M46/B112(ダウンフィルにSTM M28を使用)の9つのクラスターと、エンドファイア構成のSTM S118サブウーファー各12台の3つのクラスターで構成される合計210台のNEXO STMラインアレイエレメントによって、スリリングで3次元的な音場空間を作り出しました。パワーとプロセッシングは複数のDante搭載NEXO NUARユニバーサル・アンプ・ラックから供給されました。
このシステムは、地元のイベント音響のスペシャリストであり、STMのレンタルパートナーでもあるWay Audio社によって設計・設置され、AFC対応のNEXO NS-1設計・シミュレーションソフトウェアを使用してシステムを構成し、コンサートまでの1ヶ月間、倉庫でテストと調整が行われました。
ユンナはこれまでのキャリアの中で作られた曲をもとに、東京・渋谷の小さなカフェでのデビューパフォーマンスを振り返りました。それから20年後、音響が難しいことで知られるKSPOドームで、72チャンネルでダイナミックにミキシングされた音源と、空間内に定位する臨場感あふれるサウンドを、観客はそれぞれ堪能しました。
ユンナが観客に挨拶すると、彼女の声は波のようにアリーナを駆け巡り、ファンは何か特別なことが始まるのを予感しました。「パフォーマンスが始まり、バンドが演奏し始めると、誰も予想していなかったサウンドが炸裂しました。」と Way Audio社のシニアエンジニア、A-ram Nam氏はコメントしています。「ステージの周囲に適切に配置された楽器の定位感により、ミックス内での各楽器の分離が改善されました。」
「公演後、観客から何百件ものレビューが寄せられ、ハイレベルの音質に感動したというコメントが寄せられました。」
Production Credits:
Sound System: WAY AUDIO Co., Ltd. and STM partners MICO SOUND, MASTER SOUND
General Sound Director: Andrew Kim
FOH Engineer : Young Cheol Kim
Monitor Engineer : Hyeung Gu Kim
System Design : Yun Cheol Lee, A Ram Nam. Way Audio Co., Ltd.
Immersive Design, Processing Operator : SooYong Lee (AFC Certified Designer)
Immersive Technical Support : Dai Hashimoto (Yamaha Japan)
Way Audio社に関する詳細はこちら:wayaudio.co.kr