Total Sound Solutions社は、英国有数のプロダクションサービス会社です。2003年に設立されたスウォンジーに拠点を置く同社は、GEO M6、M10、M12ラインアレイ、Plus、PS、ID Seriesポイントソーススピーカーを含むNEXOサウンドシステム全般を在庫に持ち、地域でのイベントからマルチステージフェスティバルまであらゆる規模の仕事をこなすことができる体制を整えて、繁忙期のイベントカレンダーに対応しています。そのTotal Sound社のチームはイベント閑散期に固定設備の音響システムの設計と設置に培った経験を用いており、最近の実績である1,000席のスウォンジーグランドシアターを含む多くを手掛けています。Total Sound社のディレクターChris Hooke氏が話から伺いました。
「この劇場とは何年も前から取引をしており、単発のイベント用にレンタルシステムを提供しています。この劇場のことをよく知っているので、新しい常設システムの話が持ち上がったとき、喜んで一般的な構成でアイデアを提供し、それが入札資料の基礎となりました。その時点でシステムはノーブランドでしたが、当初からNEXOのP12、L15サブウーファー、アンダーバルコニーにID24という事は強く意識していました。」
複数の施工会社が競合他社のシステムを提案する厳しい入札を経て、Total Sound Solutions社のNEXOシステムの設計が落札され、Chris氏が考えるパフォーマンスとコストパフォーマンスの完璧な組み合わせが実現されました。
「私たちは、90°×40°ホーンのP12とL15サブウーファーを組み合わせたデモを行い、劇場の技術チームに客席を移動してもらい、スピーカー間の指向性の移行ポイントを教えてもらうよう依頼しました。結果、切れ目が無くカバレージが全く均一で、どの客席でも最高のサウンドが得られることを誰もが認めてくれました。」
システム全体は、2台のP12がステージの両側、1階のメイン座席とその上の2階バルコニー席高さに垂直にマウントされ、さらに2台がフロントトラスの高い位置にマウントされ、よりオープンな3階バルコニー席に対応するように構成されています。さらにステージ前方約5mの位置にP12を水平に設置し、1階席と2階バルコニー席それぞれにtallsとGrand ディレイとして配置しました。
上部の3階バルコニー席には同様の役割を果たすID24を2台配置しました。L15サブウーファーは2台がフロアに配置され、4台のID24がステージ前方のフィルとして、そして3台のID24が各バルコニー下のフィルとして使用されています。
「チューニングに来たとき、こんなにコンパクトで見た目も目立たないシステムのパワー、カバレージ、明瞭度にみんな驚いていました。」
アンプとプロセッシングは4台のNEXO NXAMP4x2MK2パワードコントローラーによるDanteネットワークで行われ、劇場の既存のYamahaコンソールやステージボックスとシームレスに統合しています。各スピーカーとサブウーファーはそれぞれのチャンネルを持ち、個別のプロセッシングとタイムアライメントを可能にします。
「NEXO製品を仕様化するもう1つの大きなメリットは、すべての取り付けハードウェアが独自にTÜV認証を受けていることです。そのため、私たちの計算する予測を確実に再現することができ、会場は安全衛生要件を完全に満たすことができます。」とChris氏。「また、NEXOからも素晴らしいサポートを受けることができ、これらのメリットをお客様にも提供することができます。NEXOは、家族の一員であるような存在です。」
スウォンジーグランドシアターの詳細については、swanseagrand.co.uk をご覧ください。
Total Sound Solutions社の詳細については、total-sound-solutions.comをご覧ください。