ケプラヴィーク国際空港から車で20分の場所に位置するIcelandair社の本社では、近年大規模な拡張工事が実施されました。その結果、新たなフライトシミュレーターやパイロットならびに客室乗務員向けの訓練施設に加え、印象的なアトリウムや会議、プレゼンテーション、イベント開催に対応する多目的スペースを備えた新オフィス施設が整備されています。
本プロジェクトでは、電気設備工事を担当するVerkhönnun社が先進的なAVシステムの設計・施工に関する入札を実施し、その契約は地元のイベント制作およびAVテクノロジー企業であるExton社が獲得しました。
Exton社で音響コンサルタント兼システム技術者を務めるAsaf Tzur氏は次のように述べています。
「当初の計画では、メインアトリウムにラインアレイシステムを導入する案が検討されていました。しかしNS-1音響予測ソフトウェアを用いてNEXOのポイントソースシステムをシミュレーションした結果、NEXO ePSシステムで十分な性能を確保できることが分かりました。また、デザイン性の高い空間でも景観を損なうことなく設置できるメリットがありました。」
「もちろんコスト削減効果も非常に大きなものでした。」
メインアトリウムには2か所のバルコニー下に合計6台のePS10を設置し、メインスペースへ向けて音を放射しています。低域再生用としてNEXO L15サブウーファーも2台使用し、アンプおよびプロセッシングにはNEXO NXAMPMK2 パワードTDコントローラーを1台採用しました。
アトリウムと同様に、メインダイニングエリア兼多目的スペースにも会議やプレゼンテーション向けのカメラ、大型スクリーン、マイクが設置されています。この空間では20台の超小型NEXO ID14をスラット状の木製吊り天井へ埋め込む形で設置し、さらに3台のIDS108サブウーファーを目立たない場所に設置し、低域再生を強化しています。
続いて、Exton社のソリューション部門技術者であるBjörgvin Ingi Jonsson氏は次のように述べています。
「この用途でのID14の実力には大変感心しました。」
「音声は自然で非常に聞き取りやすく、優れた明瞭度を実現しています。またVerkhönnun社と協力し、音響性能を維持しながら建築家の要望にも応える設置方法を確立できました。」
カフェテリア兼会議・プレゼンテーションスペースのアンプおよびプロセッシングには、NEXOの新しいnanoNXAMP パワードTDコントローラーを4台使用しています。昨年発売されたnanoNXAMPは、ハーフラックサイズのコンパクトな電源・プロセッシングソリューションであり、優れた音質と扱いやすさを兼ね備え、この規模のNEXOシステム導入にかかる総コストを大幅に抑えることができます。
カフェテリアエリアには天井設置されたID14を6台配置し、1台のIDS108サブウーファーを組み合わせています。駆動にはnanoNXAMPを2台使用しています。
Asaf Tzur氏は次のように述べています。
「IDSサブウーファーは控えめな音量でもサウンドに豊かな深みを加え、ID14との相性も非常に優れています。」
ID14は、ビデオ会議や講習収録用のスクリーン、カメラ、天井設置型マイクアレイを備えたトレーニングルームでも採用されています。ここでは合計8台のID14に加え、1台のIDS108を設置しました。
Asaf Tzur氏は次のように説明しています。
「妥協のない品質と柔軟性は、このシステムの設計・施工における重要な目標のひとつでした。」
「お客様はすでに、当初の想定を超える規模や内容のイベントでアトリウムを活用されています。音響システムには十分な余裕があるため、安心して利用いただいています。私は常に、少し余裕を持たせたシステム設計が最善だと考えています。必要であれば音量は下げられますから。」
導入後のお客様の反応について尋ねられたAsaf Tzur氏は、次のように答えています。
「私はアイスランドに来たばかりで、アイスランド語もあまり得意ではありません。しかし、新しいシステムを聴いた方は皆すぐに笑顔になります。笑顔は世界共通の言語ですね。」
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