ラネッリを拠点とするPAI Group/Vaughan Sound社は、カーディフのプリンシパリティ・スタジアムに新しいNEXOサウンドシステムの設計と設置を完了しました。ラグビーウェールズ代表のホームであるこの74,500人収容のスタジアムは、ヨーロッパで2つしかない完全開閉式の屋根を持つスポーツスタジアムの1つで、すでに導入されているパリのスタッド・ド・フランスやアイルランド、ダブリンのクローク・パークなど、NEXOサウンドが標準化しているとも言えるように採用する国立スタジアムが増えています。
PAIプロジェクト・マネージャーのStuart Williams氏は、「私たちは長年、スタジアムのオリジナル・システムのメンテナンスとアップグレードに携わってきましたが、効果的なPAとボイスアラーム機能に必要な、クリアな明瞭度と全席をカバーする均一なカバレージで、ファンの試合当日の体験を向上させ、安全を守る新しいシステムを提案する機会を歓迎しました。」とコメントしています。
NEXOエンジニアリングサポートチームと共同で設計し、NEXOのラインアレイとポイントソース技術を活用したプリンシパリティ・スタジアムのメインシステムは、NEXO GEO S1230×8台のアレイが18本、L18サブ×3台のアレイが10本、NEXO P12×32台とNEXO P10×12台のディレイラインで構成されています。
ピッチのカバレージはGEO S1230 x4台 のアレイ4本でカバーされ、3階バルコニー下はP8 x44台でカバーし、スタジアム周辺のVIPホスピタリティボックスはID24 x75台でカバーしています。
合計41台のNEXO NXAMPMK2はDante™とQ-LANディストリビューションネットワークをファイバーリングで接続した6つのアンプルームに設置され、NEXOのNeMoアプリによるリモートコントロールとモニタリング、Q-SYS Core 610プロセッサーによるシステムコントロールとマトリックスルーティングが行われています。Baldwin Boxall VIGIL3は、PAVAのアナウンス用にシームレスに統合され、外部ソースはピッチサイド、ビデオスタジオ、ドラゴンズマウスとして知られるスタジアムボウルアクセスエリアなどの場所でシステムにブリッジ接続されています。
「プリンシパリティ・スタジアムで開催されるラグビーの国際試合を観戦したことのある人なら、ウェールズのサポーターが醸し出す比類ない雰囲気は誰もが知るところでしょう。」と、プリンシパリティ・スタジアムのマネージャー、マーク・ウィリアムズは語ります。
「クリアでパワフルな新しいNEXOサウンドシステムが加わることで、有名なスタジアムでの体験が向上するとともに、大規模なコンサートからスポーツイベントに至るまで、世界クラスのイベントすべてで観客の安全を守ることができます。」
「サウンドの明瞭度もさることながら、特に印象的なのはカバレージの広さです。すべての客席の後方からホスピタリティ・ボックス、ラウンジまで、スタジアムのすべての席で、この新しいシステムが提供する卓越したサウンドを体験することができます。」
NEXOを代表して、セールス＆マーケティング・ディレクターのGareth Collyerが次のようにコメントしています。
「PAI/Vaughan社のサウンドのチームは、プリンシパリティ・スタジアムで素晴らしい仕事をしてくれました。また新たな国立スタジアムが、観客の安全を確保しながら、ファンの体験を向上させるためにNEXOサウンドを選択したことは喜ばしいことです。」
PAI / Vaughan Sound社について
PAIはトータル・サービス・プロバイダーであり、音響、照明、オーディオ・ビジュアル製品、ネットワーク・デジタル・メディア、コントロールなど、あらゆるデザイン、インテグレーション、インストレーションのサービスを提供しています。サービス業界で40年以上の経験を持つチームは、豊富な経験を活かし、コンサルテーション、デザイン、プロジェクト管理、仕様書作成、設置、様々な優れたカスタマーサポート・パッケージを提供しています。
1964年に設立されたVaughan Sound社は、現在PAIグループの一員であり、約60年にわたる業界の専門知識と経験を生かし、費用対効果が高く、将来性のあるソリューションを提供しています。同社のチームは最先端のプロフェッショナル・オーディオ・システム、PA、音声アラーム、身障者用避難所、誘導ループ・パッケージなどを、英国中の数多くのスポーツ・スタジアム、ピッチ、レクリエーション施設の設計・施工してきました。
PAI / Vaughan Sound社に関する詳細は、paigroup.comをご覧ください。
