Sound Stylists社は、南アフリカの有名小売業者Edgarsによるファッションショーに音響制作を提供するにあたって、iDシリーズの超小型スピーカーとLS18サブを組み合わせて使用し、キャットウォークにエキサイティングなサウンドを提供しました。
エンジニアが選択したのはディスパージョン90×40度のモデルで、ホーンを反転させることで90度の水平カバレッジを実現し、25メートルのランウェイを想定より少数のID24キャビネットでカバーすることを可能としています。
南アフリカの大手オーディオレンタルサプライヤーであるSound Stylists社は、NEXOシステムを幅広く活用しています。同社代表のKevin Glover氏は、iDシリーズについてこう説明してくれました。「正にこのようなイベントにピッタリです。サイズが小さく、リギングポイントが複数あるため、中央の照明トラスに取り付けても客席から見えません。また、今回はローエンドの拡張としてLS18サブウーファー8台を追加することで非常にパンチの効いた低域も得られました。
現在ID24キャビネットはボックスにつき8台を1組とし、設置にはトラスクランプとポールマウントを使用しています。これによりシステムの設定と稼働が非常に簡単になります。
アンプには、ID24の推奨アンプである新型のNXAMP4x1MK2を使用しています。これにはAESオプションカードが搭載されています。ファッションショー用には、LS18を1台のNXAMP4x4Mk1にてクロスオーバー85Hzで駆動しました。4×1MK2は2Uの小さなアンプながら1チャンネルあたり6台のID24を稼働できるので、ID24との相性は抜群ですね。今回はID24を90×40のMainモードにて85 Hzでクロスオーバーさせ、実質的に全音域フルレンジで駆動させましたが、それにもかかわらず驚くほどのヘッドルームがありました。」
Glover氏はこうも述べてくれました。「ID24はコーポレートイベントにおいては目立たないウェッジとして、GEO M6ラインアレイシステムにおいてはフロントフィルやディレイとして使用できますし、非常に小さいにもかかわらずボックスサイズに比してとても大きな音圧を得ることができます。常に機材ストックに加えておきたい素晴らしいツールですね!」