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CityLight Churchはいかにして音響システムを拡張したか
CityLight Churchはいかにして音響システムを拡張したか

CityLight Churchはいかにして音響システムを拡張したか

4月 2026 | NEWS | Houses of Worship | P+ Series | USA

CityLight Churchは、そのミッションにふさわしいプロダクション環境を実現しました。場当たり的なシステムから、明瞭性・一貫性・持続的な成長を支える、拡張性とボランティア運用性に優れたシステムへと進化を遂げたのです。

米国ネブラスカ州リンカーンにあるCityLight Churchは、これまでも常に限られた環境の中で最善を尽くしてきました。

最近移転するまで、この成長を続ける教会は築100年以上の建物で礼拝を行っており、音響インフラは常設設備というよりも、その場しのぎの応急的な構成に近いものでした。長いXLRケーブルは床下を通り、フォーンケーブルは天井を這い、オーバーフロールーム(別室会場)も可能な限り継ぎ合わせて運用されていました。

「“やりくりする教会”という意味では、私たちはまさにMacGyverのようでした」とプロダクションディレクターのAlex Neill氏は笑いながら振り返ります。
「手持ちの機材で何とかするしかなく、ステージ裏のマルチケーブルからXLRを引き、床下を通して地下へ配線していました。本当に無理のある状態でした。」

それでも、その粘り強さがCityLightの成長を支えてきました。特に大学生向けミニストリーの伸長は顕著で、ネブラスカ大学キャンパスから徒歩圏内という立地もあり、現在では毎週700〜800人の学生が集まっています。今年度の活動開始時には、初日の夜だけで1,350人の学生が参加しました。

システムインテグレーターであるHouseRight社のZach Lahm氏は「完全に限界でした」と語ります。「チャンネル数もバス数も、あらゆる面で限界に達していました。」

そして、変革を余儀なくされる決定的な瞬間が訪れます。

「2台目です。1台目は故障してしまったので」とNeill氏は当時のコンソールについて語ります。「文字どおり、礼拝の最中に煙を吹き始めたのです。」

この出来事をきっかけに、信頼性は必須条件となりました。拡張性も理想ではなく現実的な要件となり、ボランティアでも扱いやすい運用性は“あれば便利”な機能から“不可欠な要件”へと変わったのです。

 

適切なプラットフォームの選定

HouseRight社はデモやシステム設計の検討を通じてCityLight Churchを支援し、最終的にYamaha DM7-EXを中核とする完全ネットワーク型のオーディオエコシステムを構築しました。

このシステムには、NEXO Plusラウドスピーカー、建物全体のDSPを担うQ-SYS、コンソールに直接統合されたShure QLXDワイヤレスシステム、そしてシステム全体を支えるDanteネットワークが含まれています。

Lahm氏は次のように説明します。「複数の選択肢を提示しましたが、ヤマハが最も合理的でした。現時点で十分なチャンネル数を備えつつ、将来的な拡張にも対応でき、ボランティアでも運用可能だからです。」

柔軟性も重要な決め手となりました。
「DM7であれば、シーンやオートメーションを駆使した高度に緻密な運用にも対応できる一方で、現場での臨機応変な対応にも適しています。この柔軟性は、教会にとって長期的な価値となります。」

Neill氏も次のように述べています。
「カスタマイズ性、視認性、高品質なエフェクト、そのすべてが優れています。毎日コンソールを触るたびに新しい発見があります。」

導入初日から、その違いは明らかでした。

「文字通り昼と夜ほどの差があります」とNeill氏は語ります。

「ルーティングを教える際も、『このボタンが見えますか? 必要なら別の機能に割り当てられます』と説明できます。自由にカスタマイズできるのです。」

Danteはチームにこれまでにない柔軟性をもたらしました。
「以前はDanteを使っていませんでしたが、今は接続してデバイスを選ぶだけで済みます。本当に簡単です。」

特にボランティアを驚かせたのが、1つの入力を複数チャンネルに分けて扱うワークフローです。
「同じDante入力を別チャンネルにも割り当て、それぞれに専用のEQを設定できます。ボランティアたちは本当に驚いていました。」

カスタムフェーダーやスプリットモードも日常的に活用されています。
「未使用のマイクチャンネルをエフェクト用に割り当て、その場でコントロールすることも可能です。カスタムフェーダーは特に気に入っています。」

日曜日の礼拝、火曜日の学生集会、特別なワーシップイベントごとにショーファイルを分けることで設定の上書きを防いでいます。
「ありがたいことに、DM7ならそれが可能です」とNeill氏は付け加えました。

 

ラウドスピーカー戦略:見切れ・SPL・明瞭性

新しい礼拝スペースは、築100年以上の自動車工場をリノベーションしたもので、機会と課題の両方を併せ持っていました。カバレージの一貫性、明瞭度、そして視覚的な圧迫感を与えないことは、いずれも妥協できない条件でした。

「複数メーカーを比較しました」とLahm氏は説明します。「視界の確保、必要な出力、明瞭性、それらの総合的な評価からNEXOが選ばれました。デモを聴いた教会側も最終的にNEXOを選択しましたね。」

その結果、最前列から最後列まで一貫した音質と音圧が実現されました。
「以前はPAスピーカーが2本とサブウーファー2台だけでしたが、今ではどの位置でも同じ体験ができます。本当に昼と夜ほどの違いです。」

さらに、ボランティアが会場の音響特性(デッドゾーンやハウリングポイント)を理解するにつれ、DM7のビジュアルツールやダイナミックEQ、そして高品位な内蔵プロセッシングが大きな助けとなりました。

「ボランティアにセカンダリーダイナミックEQを見せたことがありますが、高品位な内蔵エフェクトは本当に素晴らしいです。」

 

インイヤーモニター:クリーンなステージと制御性

CityLight Churchは、有線ボディパックやパーソナルミキサーに依存しない、クリーンでモダンなステージを目指しました。

「インイヤーモニタリングはすべてRFベースです」とLahm氏は説明します。「クリーンなステージと最大限のコントロールを実現するためのソリューションです。」

ミュージシャンもその変化をすぐに実感しました。
「MonitorMixでグループを作成して保存できることが分かったと聞いたとき、まさにゲームチェンジャーだと感じました。」

インターネット接続が不安定な場合でも、コンソール側でIEMの管理をシームレスに引き継ぐことが可能です。また、Danteの導入により、新たな柔軟性も実現されました。かつては一体化していたクリックトラックとガイドトラックを分離し、ミックスごとに個別にコントロールできるようになっています。

さらに、非営利団体のガラ(イベント・祝祭)などで通常より多くのパックが必要になった場合でも、「クリーンなステージ」というコンセプトを損なうことなく、ステージリターンや予備のワイヤード機材を活用することで柔軟に対応できています。

 

ボランティアを力に変えるインテグレーション

CityLight Churchにおいて、プロダクションは単なるサポートではなく「リーダーシップ」を担う存在です。

Neill氏は次のように語ります。
「音響ブースのボランティア全員にこう伝えています。あなたたちは、ステージに立っている人たちと同じように礼拝をリードしているのだと。」

この考え方は、設備設計とトレーニングの両面に反映されています。ボランティアはヤマハの設備用スピーカーの設置にも参加し、カフェにはVXHペンダントスピーカー、託児室や廊下にはVXCシリーズが導入されました。さらにHouseRightは、複数のステーションに分かれた夜間トレーニングセッションを実施しました。

「約40人が参加しました」とNeill氏は振り返ります。「ラック内のすべての機器について説明が行われ、その後はボランティアにDM7の仕組みを尋ねても、正確に説明できる状態になりました。」

オープンから2週間後、Neill氏は新婚旅行に出発しました。

「電話は一度も鳴りませんでした」と彼は語ります。「トラブルの連絡は一切なかった。それだけチームがしっかりとトレーニングされていたということです。」

 

参列席での証明

時に、最も意味のあるフィードバックは専門的な知識を持たない人から寄せられるものです。

Neill氏はこう振り返ります。
「8時30分の礼拝の最中に、共同牧師が歩み寄ってきて『これほど素晴らしい音になるとは思わなかった』と言ってくれました。その場で違いに気づいてくれたのです。」

最適にチューニングされたPA、意図的に設計された照明、そして洗練されたエフェクトにより、CityLight Churchは現在、偶然に頼るのではなく、意図をもって礼拝体験を創り上げることができるようになりました。

配信、そして次のステップへ

CityLight Churchは現在、Resiを介した配信を行っており、DM7からプログラム音声を直接送信しています。これは、システムがシームレスに統合されていることを示す一例です。現在チームでは、配信専用ミックスやオートミキシング機能の活用についても模索を進めています。

「みなさんには、本当はコミュニティ(実際の教会)の中で共に過ごしてほしいのです。」とNeill氏は語ります。「しかしながら、配信の音質も素晴らしいものにしたいと考えています。まだ学ぶべきことは多く、それもまた楽しみの一つです。」

 

願望は計画ではない

「願望は計画ではありません。」とNeill氏は言います。「準備と実行こそが、その瞬間を生み出します。」

Lahm氏のアドバイスはシンプルです。「できるだけ早い段階でパートナーを巻き込むことです。私たちは建築家よりも先に関わることになりました。それによって教会は、“次の空間で何を実現したいのか”という将来像を描くことができたのです。」

Neill氏にとっての教訓はさらに明確です。
「最も重要なのは機材ではなく、ボランティアの皆さんです。彼らに適切なトレーニングを提供できていますか?」

メーカーによる教育、インテグレーターによる継続的なサポート、そして明瞭性とコントロール性に優れた音響システムにより、CityLight Churchはその使命にふさわしいプロダクション基盤と、それを支えるチームの双方を手に入れました。

 

詳細については以下をご覧ください:https://www.citylightlincoln.org/

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