イギリス、ウェールズのスウォンジーにある音響レンタルプロバイダー、Total Sound Solutions社(以下TSS)とプールにあるPulse PA社はNEXOの新しい中規模サイズのラインアレイGEO M12の購入に当たって非公式ながらも提携に合意しました。
TSSとPulse PAの両社は、サブベースMSUB18、NXAMP MK2アンプとフライング金具を含めほぼ同数のNEXO GEO M12をレンタル在庫として保有し、より小型のNEXO GEO M10システムと組み合わせることも可能になっています。それにより、この中規模のレンタル会社は、互いの協力関係や、機材を統合することで、より大規模な現場対応できることができるためビジネスモデルが進化します。
“当社では既にGEO M10を所有していました。”と説明するのはPulse PA社の社長であるRalph Walsh氏です。“そのシステムは2019年の夏フェス現場全て使用しました。実際に過去2年間これらが倉庫に戻ってくることは稀でした。自社にあるNEXOのシステムでこれほどまで稼働率が高かったことはありませんでした。そのためGEO M12の追加に際しては、M10とM12を揃えることで優れたビジネスになるだろうという論理的且つ必然的なステップたったと言えます。”
TSS社のChris Hooke氏も同様に長きに渡るNEXOユーザーです。”GEO M12のトップキャビネットとMSUB18サブを導入することがGEO M6から始まったファミリーを完成させることになりました。GEO M12の性能は我々の最も多い現場のレベルを満たすもので、特製バンパーを使用することによりGEO M10と互換性があり、ラインアレイシステムを混在させることができます。“
“GEO M12は勝者であると言えます。”とCharis Hooke氏は続けます。“客観的にハイファイサウンドなキャビネットは、その音響特性は当時我々が使用した中で抜群に音質が良かったラインアレイであるNEXO GEO S12に極めて近いと感じます。M10とM12は同じリギングシステム機構を持つためフライングするという点ではピンを紛失することなく、ワンマンオペが可能で、ただキャビネット間を連結するだけで済むため極めて作業性が向上しました。”
TSS社とPulse PA社の協力関係は、両者間でスピーカーだけではなく、コンソールやその他の機器も貸し借りができるため、極めて現実的な利便性を持つこととなりました。
“このように互いのレンタル在庫全体を統合して考えられるようになったことで、より大規模な現場にも対応が可能になりました。”とHooke氏。“互いを統合することで、20台以上のMSUBと30台以上のGEO M12トップキャビネットとなり、イギリスにおいて最も大きなユーザーとなることで、非常に大きな現場にも対応することが可能になりました。”とWalsh氏も語ります。
Walsh氏もHooke氏もGEO Mラインアレイが小型の車でも運搬可能なトランスポートフレンドリーな所も評価してくれます。“非常に良く考えられたリギングシステムです”とWalsh氏。“これは最初にGEO M10で導入されましたが極めて現実的で軽量であり、今までのNEXOの中では1番だと思います。”と加えます。
“同一なサウンドですが、大型のGEO M12はGEO M10の筋肉増強版的な感じです!
バイアンプ駆動すればトップキャビネットの12インチはパンチがあり高い音圧レベルを生み出します。2台の組あわせによる、2ボックスソリューションは中規模なレンタル会社には完璧にマッチします。MSUB18は今日までのNEXOサブの中で最も高音質で、且つアンプフレンドリーだと思います。4Ωのサブは、極めて効率的に動作し、アンプチャンネルをブリッジすることなく最大出力することができます。このシステムは非常にクリアでミックスし易く、制御も良い、いつものピュアなNEXOクオリティを提供します。“
その他の情報は以下のリンクを参照ください。(英語)
Chris Hooke, Total Sound Solutions: www.total-sound-solutions.com
Ralph Walsh, Pulse PA: www.pulsepa.co.uk