世界沿岸ローイング(手漕ぎボート)選手権で天候と潮の流れに挑む
世界沿岸ローイング(手漕ぎボート)選手権で天候と潮の流れに挑む

世界沿岸ローイング(手漕ぎボート)選手権で天候と潮の流れに挑む

11月 2022 | NEWS | Live Events | PS Series | United Kingdom

10月7日から16日にかけて、2022年世界沿岸ローイング選手権およびビーチスプリント決勝大会がサンダーズフットで世界各地より参加者が集って開催されました。ウェールズ南西部に位置するペンブルックシャーの美しい海岸線では、この時期にしては珍しく、レース初日の天候は強風と雨から明るい日差しまで様々で、競技者とイベントの音響システムを請け負ったTotal Sound Solutions社のチームにとってかなりのチャレンジとなりました。

浜辺と海上ボートの両方からのワイヤレスマイクによる解説は、海岸線に沿って4組の前後向きのNEXO PS 10スピーカーで観客と漕ぎ手に中継され、さらに浜辺を見下ろす公式イベントエリアにPS10が追加され、ライブパフォーマンスステージとスクリーンにもNEXOの主力製品のポイントソーススピーカーが使用されました。
500mのファイバーケーブルの両端にはヤマハのQLコンソールが設置され、この2つのエリアをDanteで接続し、さらにレース2週目の週末には中継車へのフィードも用意されました。

Total Sound Solutions社のDeclan McNevin氏は、「天候と並び、このイベントでの主な課題の一つは、急速に変化する潮の流れです。」と報告します。「スタートラインは各レースごとにビーチを50mも移動するため、スピーカーもそれに合わせて動かす必要があります。マイクレシーバー、ミキサー、NXAMPパワードプロセッサーは4WDオールテレーン車に搭載し、移動できるようにしているため、PS10との接続ケーブルの引き回しが多くならないようにする必要があります。そして、その作業中もシステムは稼働し続けなければならないのです。

イベント主催者であるIdentity社は、可能な限り地元のサービスを利用しようと決意し、ウェールズのイベント業界の同僚からの強い推薦を受けてTotal Sound Solutions社を指名しました。Identity社のエグゼクティブプロジェクトディレクターであるSimon Dunnell氏は、「彼らは、実際の天候に直面するまでどのように進めるかのプランは考えられないと言っていました。」と語ります。「TSSのDeclan氏とチームは、急速に変化するビーチの状況に素早く適応し、限りないユーモアをもってそれを成し遂げました。彼らは素晴らしい仕事をしています。」

スウォンジーを拠点とするプロダクションサービスのスペシャリストは、Lakefestのメインステージ、スウォンジー大学のサマーボール、NRF Fest、Wales Air Showなど、様々な仕事をこなし、世界沿岸ローイング選手権は、Total Sound Solutions社の多忙で変化に富んだ夏のイベントの最後を飾りました。

Total Sound Solutions 社の創設者であり MD である Chris Hooke氏 は、「多用途性と顧客満足度の重視は、我々のような野心的な企業にとって成功の鍵です。私たちのチームの専門知識とプロフェッショナリズムは、NEXOの性能と汎用性と相まって、あらゆるタイプのイベントで質の高いサービスを提供することを保証しています。」 と述べています。

 

2022年世界沿岸ローイング選手権の詳細については、以下をご覧ください:worldrowingcoastals2022.org

Total Sound Solutions社の詳細については、以下をご覧ください:total-sound-solutions.com

Identity社の詳細については、以下をご覧ください:identitygroup.co.uk