ビール醸造所で有名なベルギーの都市ルーヴェンの人々は、パーティーの開き方をよく知っています。フラーム・ブラバント州の州都であり最大の都市であるルーヴェンは、新年を迎え、アウデ・マルクトで1万人規模の無料イベントを開催し、広場中央のステージからDJセットを披露しました。
NEXOのレンタルパートナーであるVDB-PA社が導入したSTMサウンドシステムは、観客が左右に分かれているため、2つの異なるエリアをカバーする必要がありました。システムデザイナーのLennert Van de Velde氏が、VDBチームがどのようにこの難題に挑んだかを紹介します。
「このようなイベントでは、観客エリア以外への騒音漏れに厳しいデシベル制限があるため、カバレージをコントロールし、低域を集中的に供給することが重要でした。そこで、NEXO NS-1を使用してシステムを設計し、広場を埋め尽くす大勢の観客を想定したSPLカバレージを予測しました。
「このシステムは広場の小さい方のエリア向けに片側9台のSTM M28、大きなエリア向けに片側6台のSTM M46 + B112と2台のM28ダウンフィルで構成されています。NEXOのポイントソーススピーカーP12は、DJプラットフォームの下にインフィルとして使用され、観客はその下を通って広場の片側から反対側に移動することができます。
「サブウーファー周波数における左右の干渉を最小限に抑えるため、それぞれ片側6台のS118(フライング)、S118(グラウンドスタック)の2つのカーディオイドサブクラスターを組み合わせ、全てNEXO back-to-back 構成で使用しました。これらはそれぞれが広場の片側をカバーしながらカーディオイドセットアップのため、反対側のエリアには回り込みがありませんでした。このようにして、客席の幅と奥行きに渡って非常にスムーズで一貫したレスポンスを得ることができました。
「STMのシステムは本当に良い音で、ヘッドルームも十分あり、皆が素晴らしい時間を過ごすことができました!」
写真撮影:Mathias Roelants(最後の写真は昼間のステージを撮影したものです)。