マウント・エンジェル修道院の聖歌隊とスピーチの音質をID84で調整
マウント・エンジェル修道院の聖歌隊とスピーチの音質をID84で調整

マウント・エンジェル修道院の聖歌隊とスピーチの音質をID84で調整

12月 2022 | NEWS | Houses of Worship | ID Series | USA

アメリカ オレゴン州セイラムにあるAlpha Sound社は、礼拝堂の音響システムの設計と設置において、全米で急速に高い評価を確立しています。最近のプロジェクト、ポートランドの聖マリア大聖堂における「無原罪懐胎」に続き、リードエンジニアのDevin Sheets氏とAlpha Soundのチームは、140年前にオレゴン州セントベネディクトに設立されたベネディクト派の名門修道院、マウント・エンジェル修道院への導入を成功させて、さらにその信頼性を高めています。

「マウント・エンジェル修道院での課題は、修道院内のスピーチを、PAシステムを使用しない聖歌隊と全く同じ音質と音色で増幅し、同時に聖歌隊のライブ配信のために原音のままオーディオキャプチャーすることでした。」とDevin氏は説明します。「そしてもちろん、このような歴史的建造物では、システムは可能な限り目立たないように控えめでなければなりませんでした。」

ラインアレイクラスターとディレイはこのケースには不適切と判断し、NEXOのID84コラムスピーカーが良いのではないか?とすぐに思い浮かびました。
「音の減衰に最大5秒間も掛る残響の多い空間では、150フィート(約46m)離れた修道院の裏側はおろか、15フィート(約4.6m)離れた場所でも会話を聴き取って理解するのは困難です。」とSheets氏は言います。「ID84の音は驚くほどスムースでナチュラル、そしてレーザービームのように発射され、後方まで完全に明瞭に届けます。このような用途にはまさに最適です。」

同じくNEXOのID Seriesから、超小型のID14が身廊、聖歌隊席、礼拝堂、オルガン奏者の待機所、そしてトリフォリウム(空間の正面と側面を囲むU字型バルコニー)に片側6台配置されています。

電源とプロセッシングは、NEXOのDTDコントローラーと汎用アンプで供給しています。
「予算によって、品質に一切妥協しないように適切な電力を供給するアンプソリューションが用意できることは非常に役に立ちます。」 とSheets氏は説明します。「また、専門のオペレーターがいない場合でも、誰でも簡単に使用できるシステムであることも重要です。」

DPAのマイクは、演壇や特注のワイヤレスマイクスタンド、音響的に影になる部分に目立たないように設置され、スピーカーからの直接音が被りこむことなくコーラスをとらえることができます。

「修道士が純粋な音質と音響をこれほどまでに重要視していることは、驚くことではないのかもしれません。私たちはこのプロジェクトに全力で取り組み、クライアントの厳しい要求に応えるプロセスを楽しみました。」とSheets氏はコメントしています。

「マウント・エンジェル修道院では、我々が考えるベストなマイクとコラムスピーカーを極めて難しい音響環境に導入しました。その結果は、このシステムを聴いていると、これ以上の音はないと純粋に思えるほどです。」

Alpha Sound社についての詳細はこちら: alphasound.tech

マウント・エンジェル修道院についての詳細はこちら: mountangelabbey.org