NEXOのコンパクトなGEO M6ラインアレイシステムは、イギリス ハリファックスにあるヴィクトリア劇場のメインハウスPAシステムとして設置され、ライブやイベントの多様なプログラムにおいて高品質な音響を提供しています。
1901年に建設された1,512席の劇場は、センセーショナルなシアター体験を提供し、誰もが楽しめる施設です。ロックンロール全般、チャートを賑わすポップス、豪華なバレエやオペラ、最先端のコメディー、素晴らしいファミリーショー、ミュージカル、そして毎年恒例のパントマイムなどで使用されます。
この劇場では、15年から20年ほど使用していたPAシステムの改修を希望していました。
彼らはすべての演目がカバーできるラインアレイシステムのような、より柔軟で現代的なものを必要としていました。例えば、演劇やコメディーのツアーではクリアで明瞭なボーカルを再現し、ロックアーティストやポップアーティストのツアーではパワーを出すことができるようなものです。
会場には多くのオリジナルの特徴があり、構造的にも柱のないカンチレバー方式を採用しているため、新しいPAシステムには、ステージの両サイドに目立ったスタックスピーカーを置かず、できるだけ視線を遮らないことが求められました。
スティーブ・イートン氏は、NEXOのディーラー兼設置者であるAC-ET社のオーディオ専門部門で販売を担当しました。氏は会場を訪れて現地調査を行った後、NEXOのシステム設計ソフトウェア「NS-1」を使って空間の音響モデルを作成し、必要なスピーカーの最適な位置と軌道をマッピングして、スムーズで均一な高音質のカバレージを実現し、この空間に最適なシステムを構築しました。
その結果、NEXO GEO M6高出力ラインアレイシステムとLS18サブが選定されました。このシステムは、妥協のないフルレンジサウンドとNEXOの伝説的なパフォーマンスをコンパクトなデザインで実現し、ステージ上での視覚的なインパクトも軽微なものでした。
システムは26台のNEXO GEO M620ラインアレイで構成されています。
3台ずつの6つのアレイで、左右のステージ、サークル、トップバルコニーをカバーし、さらに8台のユニットで構成されるセンタークラスターがフライングされています。4台のLS18サブウーファーがステージ下に設置され、4台のID24スピーカーがステージのフロントフィルを担当しています。これらは全てNXAMP4X4と3台のNXAMP4x1 でパワー供給と処理(EQとタイムアライメント)が行われます。スティーブ・イートン氏とNEXOのエンジニアが劇場を再訪してシステムの試運転を行った結果、NS-1のシミュレーションに忠実なサウンドが得られ、劇場のすべての席で驚くほどクリアで詳細なサウンドが再生されました。
ヴィクトリア劇場のテクニカルマネージャーであるOliver Brown氏は、「NEXOシステムは私が期待したすべてをこなしてくれます。サウンドは3Dのイマーシブなので、観客はステージ上の動きに没入することができます。我々のテクニカルな要求と予算に対して素晴らしいソリューションや提案をしてくれたA.C社に感謝しています。」とコメントしています。
Further information from www.ac-et.com.