リンゴの木の下のGEO M12
リンゴの木の下のGEO M12

リンゴの木の下のGEO M12

11月 2019 | NEWS | Live Events | GEO M12 | France

GEO M12ミッドサイズラインアレイがフランスの著名なサウンドエンジニアであるJean-Marie Roussel氏によって選ばれ、フランスのクタンスで開催される誉れ高いフェスティバル「Jazz sous les Pommiers(リンゴの木の下でジャズ)」で使用されることを、NEXOチーム一同大変嬉しく思っています。

Roussel氏はフランスのオーディオ業界でも抜きんでた人物で、このフェスティバルを開催するAtech/Atl社の株主であり、エンターテインメントテクノロジーの取り扱いで名高いAuvisys社のパートナーでもあります。彼はNEXOと長年の関係を持ち、ライブステージでの使用のみならず、機器の設置に関する設計も行なってきました。

「新しいGEO Mシリーズは実に素晴らしい。特にGEO M12はこの会場に最適です」とRoussel氏は言います。この会場、つまりクタンスのSalle Marcel Hélie会場は、音響処理に細心の注意を払って仕上げられています。Roussel氏はここで、GEO M12キャビネットを両サイドにそれぞれ8台ずつと、カーディオイドモードで動作するMSUB18サブ8台を組み合わせたシステムを採用しました。リップフィルにはNEXO ID24が4台、両サイドのフロントフィルには一対のPSキャビネットが配置されています。

以下はフランスのオンラインマガジンSoundlightup.comによるコンサートのレビューです。

Jean-Marieのごく自然で丁寧なミキシングは、GEO M12の本来の特性を明らかにしました。高音域は非常に心地良く繊細で、中音域はクリアで存在感がありながら全く強過ぎることはありません。低音域はより控えめでしたが、これは歌とピアノ演奏からなるコンサートのリハーサルが控えめな音量で行なわれたためでしょう。

数時間後には、この素晴らしい音をもっと楽しむことができました。サックス奏者のSophie Alourがこのコンサートのためにウード奏者Mohamed Abozekryらスペシャルゲストを迎えて素晴らしい演奏を行い、同じステージでトリを務めたElectro Deluxeが伝説的でエネルギッシュな演奏を披露し一日を締めくくりました。

何があっても冷静で限りなく礼儀正しい技術チームには感服しました。彼らはこの4組の異なるビッグアーティストの音のバランスをとり、非常に良い状態での演奏を可能にしました。さらに、地元メディアや国営メディアのよくある要望も考慮したのです。フェスティバルのオープニングからは日が経ちましたし、そのことはJean-Marieを囲んだ技術チームと参加アーティストの夕食の席で、すでに終了したコンサートについてあれこれと話が出たことからも実感しましたが、それでも、クタンスでは音の楽しさと正確さを兼ね備えることができていたことに変わりありません。

本文と写真の提供について、www.Soundlightup.comに感謝いたします