オーストラリアにあるGrainery教会は、シドニーから北にほど近いニューカッスルの街へ、より大きな施設となって移転するに当たり、Forefront社に新しい礼拝堂向けの機器選定、納入と設置に関する相談をしました。
元々そこはオフィススペースとして使用されていたため、礼拝スペースにするためにはかなりの作業が必要でしたが、最終的には約450名が着席できる空間となりました。天井高は相対的に低い上、空調設備などが露出しているため音響設備の設置スペースや見切れに多くの制約がありました。
低い天井高、限られた設置スペースと低いステージ高のため、サブウーファーをフライング設置しなければいけないという様々な難題の中で、Forefront社はいくつかのスピーカーシステム設計をモデリングしました。
同社は最終的に中型の外観と垂直指向角12°と25°の組み合わせが費用対効果に優れると考え、NEXOのGEO M10中型ラインアレイシステムを選定しました。
“スピーカーシステムの設計はメインシステムをL/C/RアレイをNEXO GEO M10で構成し、ステージ真横の座席エリア向けにPS10R2を使用しエリアを拡大しました。更にフロントフィルにはID24を使用しました。LS18サブウーファーを含む全てのスピーカーはフライングで設置されました。”と語るのは同社のNick Burns氏です。
多目的スペースでは小回りが効き、システムを簡単に使用できることが必須です。そのためXilica社のNeutrinoプロセッサーを導入し、カスタムタッチスクリーンプログラムを施すことによって、小さな集会時に音楽やビデオ再生、ボーカルのワイアレスマイクなどのコントロールに簡単にアクセスできるようになっています。
結果は素晴らしく、既に将来コンソールとマイクを更新することも決まっています。このようなプロセスは、現代の教会が既存のスペースの使用目的を変更、変換する時に直面する課題への優れたケーススタディとなることかと思います。
詳細な情報は以下を参照ください。(英語)
http://www.ffp.com.au/