GEO M10がスタジアム音響設備にデビュー
GEO M10がスタジアム音響設備にデビュー

GEO M10がスタジアム音響設備にデビュー

7月 2019 | NEWS | Sports Arenas | GEO M10 | France

NEXO GEO Mシリーズのミッドサイズラインアレイがスポーツ界にデビューします。パリのすぐ北にあるボーヴェ市内のスタジアムStade Pierre Brissonにおいて、GEO M10が新規常設サウンドシステムの一部として採用されました。システムインテグレーターのVidélio社は、NEXO社内エンジニアリングチームと緊密に協力してシステムの設計、仕様作成、設置を行い、これにより10,000人のファンの観戦体験が大幅に向上することになります。

Stade Pierre Brissonは主にサッカーの試合が開催され、AS Beauvais Oise FCのホームグラウンドでもある多目的施設です。近日リーグ昇格を果たした近隣クラブのChambly FCも、自己所有のグラウンドをまだリーグ・ドゥ(フランスのプロリーグの2部)に登録していないため、このスタジアムを共同使用しています。

スタジアムは、東と西に対面してグランド(正面)スタンドがあり、10,178人の観客が収容可能です。長年使用されたエンターテインメントPAシステムがいよいよ更新となったとき、NEXO GEO M10が最適なソリューションとして揺るぎないことは、企画開始当初からはっきりしていました。

「予算において明らかに最良のソリューションでした」Stade Pierre Brissonのデザインを提供した、NEXOエンジニアリングサポートチームのメンバー、David Hochstenbach氏はこう述べます。都合が良いことに、スタジアムはNEXOの工場と本社から陸路でわずか1時間の距離でした!

会場にはすでに防火安全用のVA(非常用放送)システムがあるため、NEXO GEO M10の用途は、エンターテインメントや試合解説を伝えること、および地元広告など収入源となる放送を行うことでした。

スピーカー設備は東西スタンドで完全な対称となっており、それぞれディスパージョン120度のGEO M1025モジュール4台からなる8つのクラスターが使用されています。平均地上高9mの屋根に固定されたGEO Mキャビネットは、最大15mの距離までサウンドを飛ばし、グランドスタンドの観客席をカバーします。また、それぞれGEO M1012モジュール3台からなる追加クラスター2基により、ピッチもカバーされています。

音声信号は一箇所のコントロールルームを経由し、NEXO独自のNeMoソフトウェアおよびNEXO NXAMP Mk2ネットワークにより遠隔制御されます。システムには東西グランドスタンドに1つずつ、2つのNeMoのゾーン機能が使用され、それぞれの側にアンプルームが配置されてます。「技術チームにとって特に大きな恩恵の1つは、NeMoの記録ログがシステムのリアルタイム診断モニタリングに利用できることですね」と、David Hochstenbach氏は述べています。

www.videlio.com