ドイツの都市ドレスデンの有名なPalaisサマーカルチャーフェスティバルが今年は公衆衛生規則に準拠する形でエルベ川の畔で開催されました。観客数を大幅に減少し、ソーシャルディスタンスを保つために観客エリアを拡大する。これらの課題を与えられたのは例年このイベントのテクニカルを請け負うarte.complus社でした。
ドレスデンを拠点とする同社が1か月間に渡って開催されるこのイベントに関わって3年目となります。芸術、文化や教育のための入場無料のこのフェスティバルでは非常に広範囲な芸術をカバーするイベントです。そのような多様なイベントにarte.complus社はNEXOのSRテクノロジーがベストなオールラウンダーであると判断しました。
arte.complus社のJens ‘Benno’ Richter氏が説明します。”今回初めて新しいGEO M12中型ラインアレイをメインPAとして8,000平米の客席エリアで使用しました。この広い拡散と後方への減衰が優れていたため、ヘッドセットを付けた先生が1,000人の生徒に教えるヨガクラス、ポップス、ロック、歌唱、ピアノ、合唱、クラシック演奏、ジャズ、スピーチ、そして映画等非常に幅広い用途に理想的に対応できました。“
日本宮殿前のパフォーマンスステージはアーティストのために幅を倍に広げられました。こちらはグラウンドスタックのGEO M1210 3台とGEO M1220 1台をL/Rに設置し、アウトフィルにはGEO S805とP12が使用されました。収容人数は最大1,000名までに減少されているため、多くの人々はコンサートを隣接する牧草地から観ていました。こちらにはディレイシステムとしてGEO M620コンパクトラインアレイモジュールが使用されました。システムを駆動するアンプは全てNEXOのNEMOリモートコントロールソフトウェア経由で管理されました。
“新しい規制は実際には我々の仕事に多くの影響はありませんでした。”とBenno氏。“共通エリアは2,300平米に拡大され、ソーシャルディスタンスのルールに沿うようになっていましたが、こちらにも分散でGEO M6をディレイシステムとして使用しました。日々マイクロフォンの消毒などはありますが、以前と比べて大きな違いはありません。仕事をするに当たりこの状況下で躊躇する社員はいませんでした。我々は皆オーディオが大好きでライブ業界の現在の難しい状況の中で忙しくしていられることを非常に光栄に感じています。”
詳細な情報は下記を参照ください。(ドイツ語)
www.artecomplus.de