スペインのCosta Bravaを舞台に行われるPorta Ferradaフェスティバルの主催者は、コロナウイルスのパンデミックの中、2週間に渡って例年の95%のキャパシティで行われた今年のコンサートの結果が大成功だったと報告しました。オーディオ制作会社のBTM社はNEXOと連携してイベントにPAシステムを供給し、安全の為に再構築されたフェスのガイドラインに沿った新しい会場でのサービスを請け負いました。
Girona近郊のSant Feliu de Guíxolsをホームとして58回目を数えるこのフェスティバルは自らを改革し、“Guíxols Arena”を新たに作りました。イベントのメインステージとなるこのスペースは講堂的な位置づけとなりますが、メインの座席とスタンド席を分離し、観客のソーシャルディスタンスを保つため観客を800人以下に制限したにもかかわらず20回行われたコンサートのチケットは1万枚以上売れました。
Gironaを拠点とするオーディオレンタルカンパニーBTM Sound社はPorta Ferrada Festivalのサービスを長年請け負ってきましたが、2014年からはNEXOブランドをシステムとして使用開始しました。今年もBTM社のシステムエンジニアEnric Guso氏はモジュラーラインアレイSTM Seriesを選択し、STM M46+STM B112のセットで構成されるシステムをメインPAとして使用しました。従来のPorta FerradaのPA設計はSTM M28をメインキャビネットとして行ってきましたが拡大された客席エリアに対して今年はこれをアウトフィルとして使用することとしました。
“我々は、メインとベースの構成で拡大されたカバレージを満たす必要がありました。”とGuso氏。“NEXOのサポートによって足りないモジュールを提供してもらうだけでなく、デザインのアドバイスももらいました。最初のプランでメインシステムの片側にメインとベースを9セットフライングアレイとしました。アウトフィルにはS118サブウーファーの上に3台のM28オムニモジュールを取り付けたグラウンドスタックとしました。フロントフィルには8台のPS15を使用し、再度フィルニはGEO S12を使用しました。”
ステージ上では全てのアーティストがNEXOの45N12モニターを使用しました。これはBTM社がPS Seriesと周辺向けに音を出す拡張用のID24をPAシステムとして供給した村にあるより小型のステージでも同様でした。これらは全てDANTEカードが装着されたNXAMP4x4とNXAMP4x2アンプで駆動され、ネットワークに対応しています。“
フェスティバルの監督であるIñaki Martí氏は“今回は特別な年となりましたが一般の人々や参加者の今まで見たことが無い手厚いサポートがありました。我々は安全という文化をお見せできたのではないかと思います。”と誇りに思っていることを語ってくれました。“他の自治体が同様なプログラムを検討する際の参考にして頂ければ幸いです。”と締めくくりました。
詳細は以下を参照ください。(スペイン語)
www.btmsound.com