GEO M10ラインアレイはまさにプラグアンドプレイ
GEO M10ラインアレイはまさにプラグアンドプレイ

GEO M10ラインアレイはまさにプラグアンドプレイ

6月 2019 | NEWS | Live Events | GEO M10 | United Kingdom

600名収容の劇場において搬入から開演までわずか数時間足らずという状況で、Orbital Sound社のMike Thacker氏が必要としたのは、Yamaha制御システムによるオーディオ制作パッケージとNEXO GEO M10中型ラインアレイがまさしくプラグアンドプレイで機能することでした。

Orbital Sound社の教育責任者であるMike Thacker氏は、Coventry Youth Operetta Group(コベントリー青少年オペレッタグループ)による舞台「Starlight Express」のために独創的な音響システムを設計しサポートするよう依頼されましたが、これはとてもチャレンジングな内容でした。この上演では、65名の若いアーティスト達がワイヤレスマイクを身に着け、Albany Theatreの1階席を取り囲む通路上をローラースケートで滑りながら歌って踊ることになっていました。「ええ、PA(音響拡声装置)のすぐ前で、です」Thacker氏はそう説明します。「私の一番の懸念は、ハウリングを起こさないようにしながら十分なゲインを得られるかどうかでした。」

NEXO MSUB15 x3台の上にGEO M10キャビネットx4台をグラウンドスタックしたメインPAを、たった1人のオーディオスタッフが搬入して設置するまでに要した時間は、わずか90分でした。Thacker氏は、FOHでYamaha CL5デジタルコンソールとRio3224-D2 I/Oラックユニットを使用し、それらをDanteオーディオネットワークで稼働させていました。また、フロントフィルにはNEXOの超小型ID24スピーカーを、ステージ上にはモニター用にPSシリーズのキャビネット数台を用意しました。

「GEO M10ラインアレイのセットアップはとても簡単で、本当にすぐに設置できてしまったので驚きました。おかげでミックスに集中することができましたし、ハウリングについては実際のところ、まったく問題がありませんでしたね。NEXO PAはフォーカスがとても良好なので、観客席のサウンドが必要なところにだけボックスを向けてほんの少しEQを使用するだけで調整は十分で、ディレイスピーカーや追加スピーカーも必要ありませんでした。また、工具無しで取り外しが可能なスナップ式のホーンフランジは大いに役立ちました。キャビネットを変更しなくても、水平分散を80度から120度まで瞬時に変更できるのは、正にこのシステムならではの強みだと思います。」

ちなみにAlbany Theatreの常駐技術者はいつもサークル席の音響カバレッジに苦労していたそうですが、NEXO GEO M10グラウンドスタックのトップモジュールがそこにも容易にサウンドを届かせていたことに非常に感銘を受けていました。

「Rioに接続された22回線の無線マイク入力、アンプ、その他すべては、iPadとMac OSX上で動作するNEXOの遠隔制御ソフトウェアNeMoを使用して、FOHから制御できました。劇場のスペースが非常に限られていることを考えると、システム全体がNXAMP4x1Mk2とNXAMP4x4で動作し、必要なアンプが2つだけであることも大きなメリットですね。」

「NEXOのMSUB15のパワーには特に感銘を受けました。これはロックンロールな楽曲を使用する小規模なミュージカル作品に理想的なサブウーファーです。音質が素晴らしかったことに加えて、オペレーターの立場から言うと、NEXOとYamahaのシステムが非常にうまく連携してくれたことも嬉しかったですね。」

詳しくは:Orbital Sound

Tel: 0207 501 6868