ジャワ・ジャズ・フェスティバルでNEXO GEO M12が困難な音響環境を克服
ジャワ・ジャズ・フェスティバルでNEXO GEO M12が困難な音響環境を克服

ジャワ・ジャズ・フェスティバルでNEXO GEO M12が困難な音響環境を克服

7月 2022 | NEWS | Live Events | GEO M12 | Indonesia

ジャカルタで開催されるジャズフェスティバルは、インドネシアのエンターテインメントカレンダーにおいて毎年恒例となっており、この地域で最も影響力のある音楽・音響業界のプロフェッショナルが仕事やプライベートで参加しています。世界中の多くのイベントと同様、このフェスティバルもここ数年、コロナによって中断されていましたが、5月27日から29日の週末、ジャカルタ国際博覧会Kemayoranの開催を祝す形で、バンドやミュージシャン合計9つのステージで演奏しました。

このフェスティバルで最も困難な音響環境の一つが、元航空格納庫であるGRABホールで、地元のレンタル会社DSS Sound Systems社は、地元のディストリビューターであるヤマハミュージックインドネシアディストリビューター(YMID)の技術チームのサポートを得て、NEXO GEOM12 ラインアレイを配備しています。

「コンクリート壁やドーム型天井に音響処理が施されていないため、特定の周波数で不要な共振が発生し、soundsystemから明瞭さとインパクトを得ることが非常に困難でした。」とYMIDのRyan Indra Kusumah氏は報告します。「しかし、NEXOのシステムはその難題を克服し、素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。」

FOHとモニターのミックスにはYamaha RIVAGE PM7とCL5コンソールを使用し、フルシステムは2か所にGEO M12×9台を吊り下げ、MSUB18×12台、RS18×4台のサブウーファー、フロントフィルとしてPS15×4台で構成されました。アンプとプロセッシングは5台のNEXO NXAMPパワードコントローラーで行われました。

「38×35mのホールでこの規模のNEXOシステムを使用することは、ヘッドルームに余裕があることはもちろんですが、このような厳しい環境下で顕著な音響的問題を解決するために、均一なカバレージと周波数指向性制御を実現することを第一に考えました。」と、システムエンジニアのNorman Hajadi氏はコメントします。

YMIDのオンサイト技術チームのGabrielは、「NEXO NS-1シミュレーションソフトウェアでシステムと会場をモデリングした後、サブウーファーをカーディオイド構成で配置しました。」と報告します。「その結果、わずかな調整でステージへのローエンドの回り込みを最小限に抑えながら、会場全体にローエンドエネルギーを均等に分散させることができました。」

YMID技術チームのメンバーであるEdmonds氏は、「ホール内のシステムのカバレージを正確に予測したNEXO NS-1のシミュレーションに賞賛を送りたい。」と付け加えます。「NS-1で設計したシステムに従い、スピーカーをフライングして準備万端です。跳ね返りを抑制することで、必要な場所に正確にSPLを向けることができました。」