八島 祐介 様 / Yusuke Yashima ( Tokyo Onken, FOH Engineer )

1月 2014 | 事例

STM導入から今日まで、ROCK BANDコンサート、フルオ-ケストラのミュージカル、大型ファッションショー、ライブイベントなど、様々なシチュエーションでSTMを使用しMIXをしてきました。
まず自信を持って言えるのは、「音が綺麗」なこと、「音が近い」こと。
クリアで透明感のある音だということが言えます。楽器ひとつひとつの楽器音やVOCALをうるさい印象になることなくとても忠実に再現出来ます。
アリーナクラス会場のフライング時は勿論のこと、シアターでスタッキングした場合でも必要に応じて、各ユニットをNXAMP内のアレイEQやゲインコントロールで客席前方、客席後方、2階席別々にコントロールすることにより、どのリスニングポイントにもFOHブースと同じ音色を届けることが出来るスピーカーです。
水平カバーについてもSTM独自の高域ウェーブガイドにより均一した音圧を実現していますので、センターだけ音量感があって、そこから外れると音量感が減るということは全くありません。

FOHエンジニアとしては非常にまとめやすくMIXしていて楽しくもなります。
またNXAMPの優れたレベル制御により、相当な音量感も味わえ、余裕を感じます。
STMの良さは、Scale Through Modularityというコンセプトの通り、コンパクトPAからラージサイズのラインアレイまで様々なスピーカーに変化する、この多様性だと思います。
様々なアーティストが出演するライブイベントで それぞれアーティストの乗り込みエンジニアの方から好評価を頂いています。皆さん 口ぐちにする感想は、「出ますねー!!」です。パワーに余裕があるという意味と、音が近いという意味が合わさった時に出る一言だと感じます。