新たな2020年代に向けて ― コンパクトポイントソースP8とP10を発表しました!
新たな2020年代に向けて ― コンパクトポイントソースP8とP10を発表しました!

新たな2020年代に向けて ― コンパクトポイントソースP8とP10を発表しました!

1月 2020 | NEWS | Corporate | France

NEXOは新年の幕開けと共に、Plusシリーズのラインナップを拡充する新しいコンパクトポイントソーススピーカーモデル2種を発表しました。この新しい P8とP10は真の多目的スピーカーであり、NEXOの世界的な評判を確立したクラシックなPSシリーズキャビネットと同様にプロオーディオ市場で正にユビキタスな存在となることを目指しています。

P8は、超小型ステージモニターおよびPAスピーカーとして活躍したPS8からちょうど20年後の発売となります。当時PS8は、さらにワンサイズ大きなPS10(1993年発売)とともに、オーディオビジュアル系プロダクションやレンタルカンパニーの所有機材、また小規模な固定設備における定番機となりましたが、Plusシリーズはその評価を踏襲し更に高める製品となっています。

Plusシリーズの特徴である曲線美を備えたモダンなエンクロージャーを製造するため、NEXOはフランス・パリのすぐ北にある生産拠点にて、新しい機材および組立工場に新規投資しました。 2020年代に向けて考案されたP8およびP10は、サウンドデザイナーおよびエンジニアの手にまったく新しい可能性をもたらします。 先行してリリースされた最初のPlusシリーズモデルであるP12に見られるような革新的な機能に加えて、卓越したパフォーマンス対サイズ比、正確な指向性コントロール、優れたサウンドクオリティを提供します。

カスタムのバーチ材およびポプラ材合板シェルの内部に、P8は1.5インチのダイヤフラムHFドライバーを備えた同軸8インチLFドライバーを、P10は1.7インチダイヤフラムHFドライバーを備えた同軸10インチのLFドライバーを搭載しています。 ホーンはいずれのキャビネットも回転させることが可能で、これはPSシリーズ以降、NEXOポイントソースシステムのトレードマークとなっています。 この機能について、新しいPlusシリーズではクイックリリース式のMagnelis ®スチールグリルを採用し素早くホーンを交換できるため、標準の100°×100°指向角を簡単に110°×60°に変更できます。このようなワイドかつ柔軟な指向角とパワーを実現する性能は、小型キャビネットに大型クラスの性能を求める企業イベントAVをメイン事業とするユーザーに特に強くアピールするでしょう。

Plusシリーズスピーカーの心臓部であるカスタム設計の同軸ドライバーは、スムーズでクリーンなサウンドと強力なSPL出力を実現します(最大音圧レベル@1m,peak:P8=129dB、P10=136dB)。 更にLFドライバーの冷却システムの設計には特別な注意が払われており、優れたパワーハンドリングが保証されています。また、再生周波数帯域はP8で66Hz-20kHz、P10で63Hz-20kHzです。新しいPlusシリーズキャビネットのこれらの仕様は、今日のプロオーディオ市場におけるポイントソースカテゴリのトップクラスに位置しています。

2つの新しいP +キャビネットのフットプリント(設置面積)は非常にコンパクトで、かつエンクロージャーは軽量です。 P10は高497mm x幅384mm x奥行274mmで重量は15kg、P8は高423mm x 幅276mm x 奥行250mmで重さは12kgです。

Plusシリーズのいずれのモデルもツアリング(標準)バージョンと設備バージョンを用意しています(※P10とPS8の設備バージョンは後日発売予定です)。ツアリングバージョンでは、キャビネットをポールスタンドまたはウェッジモニターアプリケーションで使用する場合の利便性を考慮し、両側にある2つの大型ハンドルそれぞれに35mmポールスタンドアダプターとスピコンコネクタを備え、更に2つのSpeakonコネクタをリアパネルに装備しています。 設置バージョンでは、インプット用の2芯ケーブル付きのケーブルグランドが装着されており、防滴・防塵の保護等級IP54が保証されています。

Plusシリーズは幅広いアクセサリーを用意しており、様々なツアリングもしくは設備アプリケーションで使用することができます。 特にレンタルを主目的としたユーザーの利点となるよう各アクセサリーには同じ設計原則が適用されており、シリーズ内で互換性を有しています。

NEXOのR&DディレクターであるJoseph Carcopinoは、Plusシリーズに採用されている新しい処理アルゴリズムを次のように強調しています。 「新世代のNXAMPMk2アンプを使用することで、NEXOは飛躍的な進歩を遂げることができました。P10とP8は、以前のポイントソースモデルよりもはるかにダイナミックな優れた音響性能を実現しています。 特にP10は、その鋭い指向性制御と共に多くの他社の12インチモデルとも競合することができるでしょう。 小型のNXAMP4x1Mk2アンプを併用することで、当社のP12キャビネットを補強するユニークなシステムとしても活躍することができます!」

P10とP8のドライブには、NXAMP4x2Mk2とNXAMP4x1Mk2に加え、手頃な価格のパワーセットを構築できるDTDコントローラーがラインナップされています。 いずれもホーンごとに専用のセットアップを用意し、全帯域で完璧なカバレッジを保証します。

また、低域を補強するサブベースについては、NEXOの幅広いラインナップからL15がP8とP10のパートナーとして推奨されています。L15は、15インチのベースホーンを使用した新しい音響ローディング技術により、キャビネットの前面のほぼすべてを放射面として使用することで非常に高効率に動作し非常に強力な出力を実現します。再生周波数帯域は40Hz-120Hz、最大出力音圧レベル(@1m,peak)は139dB SPLで、市場でも最も強力なカテゴリーに位置しています。

Plusシリーズは、NEXO R&D部門のトップであるJoseph Carcopinoが「従来よりも更に100倍良くなった」と評する新しい塗装工程を採用しており、黒と白の高耐傷塗装仕上げで生産されています。このような特殊なプロセスを用いた塗装仕上げを施すことで、あらゆる気候条件で使用できるように製造されており、特にステージモニターに求められる様々な条件にしっかりと対応できるようになっています。なお、設備バージョンは前述の通りTUVおよびIP54の認証を受けています。

※ 製品の詳細については英語ページをご覧ください。